「映像」なのか「動画」なのか?
最近この仕事に長いこと関わってきて、ふと気づくと「映像」と「動画」という言葉が入り混じって聞こえてくることがあります。
一体その違いって何?
確かに、これまでの企業向けVP(PV)等は、「映像」ですし、TV番組等も「映像」というくくりで呼ばれておりますし、もちろん昔からある映画も。
つまり、「映像」は映画やTV、ビデオ等のメディアが元来動く画なのであたりまえに映像と呼ばれてきました。
一方、インターネットはその普及とともにこれまでの静止画レベルから動画レベルまで視聴できる環境が整い、ウェブのクォリティが高まり「動画コンテンツ」というキーワードが登場しました。
また、スマートフォン等のデバイスの普及によりさらに身近なものになっています。
つまり、ウェブ上での「静止画」に対し「動画」という区分けによる呼び方が一般的になってきたのです。
これまでの写真やイラスト、図解等に対し動く画、つまり「動画」でさらにウェブコンテンツとしてのグレードがアップしてきました。
これこそが「動画」の大きな意味ではないかと思います。
テレビやビデオ、DVD、ブルーレイ、さらに4K、8Kと広がるメディアで、プロの手によるいわば作品としてのクォリティが加わり手間ひまかけて作り上げ、その分コストもかかる「映像」が選ばれるか、ネット上でのメディアミックスとしてその即時性や親しみやすさ、手軽さ等が重視され、マーケティング寄りの訴求重視の「動画」が選ばれるか…。
それは作る側がどのように「活用」してゆくかのアイデアにかかっています。
いずれにしましても、これからも映像や動画のニーズはますます高まってゆくでしょう。